美容師になるには

美容師になるには、まず厚労省指定の美容師養成学校(美容専門学校)で勉強します。美容学校に入学するためにはかつては中学校卒業が必要条件でしたが、平成10年度からは高等学校卒業が原則に変わりました。

養成学校における修学期間も、以前は昼間課程1年でしたが2年、夜間課程1年4ヶ月が2年、通信課程2年が3年に変更されました。時代の移り変わりとともに、美容技術がさまざまに発達し、美容器具施術機器も増えているため、学習しなければならないことが多く、そのために修養期間も長くなっているのです。

美容師の専門施設に入学するにあたっては、昼間・夜間・通信のどれにしようか迷う人も多いと思います。

昼間コースは授業の時間数が多く、費用も夜間コース、通信コースより高くなります。夜間コースは働きながら資格をとることもできます。通信は、教育科目は学べますが、実地修練の時間が不足している点が問題となります。これから美容学校を目指すという方は学校の進路指導の先生や両親とよく相談して選んだ方がいいでしょう。入学条件は高校卒業以上が原則となっていますが、中学校卒業でも必ずしも入学できないということではありません。専門学校によっては、中卒以上であれば入学できる学校もあります。

美容学校で学ぶこと

美容学校では将来、美容師の資格を取得するのに必要な勉強をしていくことになります。

では、専門学校では何を勉強するのでしょう。平成10年度から、美容師の養成学校で学ぶ必修科目が変わりました。美容学校に入学すると、具体的にはこんな勉強をすることになります。

関係法規・制度

美容師法など美容師の仕事に関係の深い法律や制度について勉強するとともに、公衆衛生を担う社会的責任や職業倫理について学びます。法律は時とともに変化します。以前は大丈夫だったことでも今は出来ないこともあります(逆もあります)、こういうことをしっかり学ぶ必要があります。

衛生管理

公衆衛生全般について勉強し、とくに感染症と環境衛生について美容師の仕事に関連させながら理解します。伝染病の知識などはお客様からお客様に移ってしまうため知識は身につけておかなくてはなりません。美容室などでの衛生管理、とくに消毒の意義と目的について勉強します。

美容保健

毛髪や皮膚などの人体の組織の機能、構造について科学的・系統的な知識を学びます。

理容・美容の物理・化学

美容専門機器や化粧品を正しく取りあつかうために必要な物理や科学の知識を身につけます。化粧品も使い方を誤ると皮膚を傷めるため注意が必要です。

美容文化論

美容の基礎となる美的感覚と表現力を養うために、最新のトレンドを取り入れつつ、デザインや服飾などについて学びます。

美容技術理論

美容機器の正しい取り扱い方法と基本的な技術を実際の作業に即して身につけます。

美容運営管理

経営管理の基本を学習するほか、接客などについて学び、実践する能力を身につけます。

美容実習

実際のヘアサロンなどで実務実習をすることで、美容の基本的な操作の組み合わせを覚え完成させる技術を習得します。

以上は必修科目として、どの美容学校でも勉強することを定められています。

このほかに、美容学校の教育方針に沿って選択必修科目の中からいくつかの教科課目が組み入れられることになっています。選択必修科目には大きく分けて、一般教育課目群と専門教育課目群があり、養成学校が独自に設定して特色ある教育を行うことになっていま
す。

ここでは、それぞれ例を挙げて説明します。一般教育科目群には次のような課目があります。

日本語

コミュニケーションの基本となる日本語の重要性を理解し、正しい読み・書き・話す表現力を身につけます。
外国語 美容室には外国人のお客さまが来ることもありますし、海外の美容院で働く場合には外国語が日常語になります。そのため、英語などの外国語について基礎的コミュニケーション能力を身につけます。語学学習を通じて、外国の文化、生活習慣の違いなども理解します。個人的に中国語や韓国語などインバウンド営業に対応できるよう、学んでいるスタイリストもいます。

保健体育

髪だけでなく、身体の健康と美しさを保つには適度な運動や適切な休息が必要となります。健康増進を目的に、運動能力を養います。

情報技術

パソコンなど情報機器を利用して効率よく合理的に日常業務を処理できる能力を身につけます。現代はホットペッパービューティーなどの予約サイトや自社ブログ、Twitterなどの情報発信はもとより、売り上げの管理、予約の確認などパソコンを使ってするお店が殆どです。Excelやwordなど一通り学んでおくと入店してからスムーズ働けます。

社会福祉活動

美容師の仕事を通じて、どのような社会福祉活動ができるかを学びます。

芸術

ヘアデザインを考えたり、創作したりするには優れた芸術性が必要です。そのために、優れた芸術作品に親しみ、観賞する能力を養います。

日本文化

茶道や華道など、日本の代表的な伝統文化について学びます。成人式や結婚式、入学式、卒業式など、和装の着付けを行う美容室もありますからよく学んでおくと後々役に立ちます。

専門教育課目群には次のような課目があります。

エステティック技術

エステティック技術の歴史、理論、現状のほか、エステティックの種類と目的、特徴、技術上の注意点について学びます。

美容カウンセリング

美容カウンセリングの目的と意義、内容、実施する上での注意点について学びます。

食品・栄養理論

食生活と毛髪、皮膚の関連や、食生活が与える影響について学びます。

メイクアップ

メイクアップの歴史、理論、現状のほか、メイクアップ技術の目的と種類、技術上の注意などについて学びます。

美容モード理論

お客さまの個性や服装、その他の環境に応じたヘアスタイルを選択し、設計する能力を身につける。

美容総合技術

必修科目で勉強した基本的な技術を元に、さらに発民させた高度な技術を学び、美容デザインの最新トレンドについても勉強します。

水戸市近郊の美容学校

専門学校名 住所 ホームページ 電話番号
水戸ビューティカレッジ 茨城県水戸市浜田2-16-12 http://www.mito.ac.jp/beauty/ 029-228-2188
茨城理容美容専門学校 茨城県石岡市府中1丁目2−13 https://www.ribiyo.ac.jp/ 0299-22-2373

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